1: コイン速報がお伝えします 2021/03/06(土) 21:06:10.68 ID:bfuOFKo79
今のアメリカの株式市場はバブルなのか。長期金利の上昇やインフレ期待の上昇が株価の大暴落を招くといった事態が今年起きるのか。
世界の債券・金利や債務・クレジット市場に詳しく、長年、バブルの形成・崩壊をウォッチしてきた、みずほ証券の大橋英敏チーフクレジットストラテジストに話を聞いた。
■長期金利の上昇にまだ持続力がない
――アメリカの長期金利上昇で先週は株価が動揺しました。
昨年から、2021年にはアメリカでインフレ期待が高まり、長期金利が上昇し、
さらにFRB(連邦準備制度理事会)が利上げに踏み切るのではないかという観測が出てくるのだろうと予想はしていた。
しかし、私自身はFRBが利上げするような展開になるとは見ていない。
そして、まだアメリカの長期金利の上昇にも持続力がない。インフレ関連の指標を見ても、実際のCPI(消費者物価指数)上昇率は1%台半ばと低いし、
機関投資家の多くやFRBのパウエル議長も見ている5年先5年物フォワードレート(5年後から5年間のインフレ予想を表す)は2%程度で落ち着いている。
BEI(ブレークイーブンインフレ率、物価連動債の価格が示すインフレ率)は跳ねたが、BEIの市場は外国人の参加者が少なく長期保有の機関投資家ばかりなので、
売買が少なく少しの売り買いで動きやすい。その後は、BEIも5年先5年物フォワードレートも下がってきた。
また、短期金利も低い。これが重要だ。つまり誰も利上げが行われるとは予想していない。
長期金利の上昇は株のバリュエーションの下落をもたらすが、長期金利が1.2%から1.6%になったぐらいでは、株価は10%ほど下がれば十分でそれ以上のことは起きない。
――今のアメリカ株はバブルだという人もいますが、どう見ていますか。
バブルとは見ていない。バブルだと主張する人がよく引き合いに出すのはいわゆるバフェット指数で、
株価の時価総額の合計がアメリカの名目GDP(国内総生産)の何倍買われているか、というものだ。
しかし、長く低インフレが続いたので、過去と今とでは金融政策や貨幣の価値が違っている。
また、アメリカの主要銘柄も昔とは異なる。今の株価を牽引している銘柄は、世界中から富を集めてくるプラットフォームのビジネスだ。
アメリカ1国のGDP対比の時価総額が過去よりも現在のほうが高いのでバブルだという主張には、無理がある。
ただ、今のアメリカの株価がいくつかの条件の下で正当化されているのは事実だ。その条件が崩れたら株価は下がる。
株価を支える条件とは、第1に金融緩和の継続、第2に財政拡張政策の継続、
第3に低いインフレ率、第4に新型コロナは1年以内に収束するということ。
この4つはいずれもまだ崩れていない。足元では3つめのインフレが気になるね、という程度だ。
(以下略、全文はソースにて)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d4cf39d3a73b5557f07ec732403203e1693dac9?page=1
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【経済】「今のアメリカ株はバブルでなく大崩壊もない」 みずほ証券チーフストラテジスト談 [ボラえもん★]