暗号資産(仮想通貨)ビットコイン相場は週間ベースで昨年11月以来最悪となる方向だ。株安や金利上昇を巡る懸念、米規制当局による規制強化の動きが投資家センチメントに響いている。
ビットコインはアジア時間10日の取引で一時2.1%下落し、1月以来の2万ドル割れとなった。9日には幅広い仮想通貨売りで8%余り下げていた。
その後はアジアでの下げを一部消し、大台を回復しているが、イーサやドージコインなどと共に低調に推移している。
ビットコインは9日から売りが加速している。暗号資産業界と関わりの深い銀行持ち株会社シルバーゲート・キャピタルが清算計画を明らかにしたことや、米ニューヨーク州司法長官が暗号資産交換業者のKukoin(クーコイン)を提訴したと伝えられたのを受け、デジタル資産に対するセンチメントが悪化したためだ。
また、デジタル資産の起業家、孫宇晨氏との関係がある暗号資産交換業者フォビのトークンが突然下落したことも、ビットコインの下げに拍車を掛けた。ニューヨーク時間9日午後遅くに、ニューヨーク州司法長官が州内で無免許で営業しているとしてクーコインを提訴したとのニュースを受け、フォビのトークンは急落した。
FRNTファイナンシャルのステファン・ウーレット最高経営責任者(CEO)は、「ニューヨーク州司法長官がクーコインを提訴した後、フォビのトークンが売られるのは、単なる偶然ではないように思われる」と指摘。「クーコインに関してニューヨーク州司法長官が問題視していることは、フォビにも当てはまる可能性があると市場は捉えているようだ」と述べた。
ビットコインの週初からの下げ率は約11%と、週間ベースでは昨年11月に23%下落を記録して以来の大きさ。当時は暗号資産交換業者FTXの破綻が重しとなっていた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-10/RRA6EBT0G1KX01
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Source: コイン速報 | 仮想通貨ニュース・暗号資産相場情報・5chまとめ
【仮想通貨】ビットコインが2万ドル割れ