石油関連事業で巨額の資産を築いたノルウェーの富豪シェル・インゲ・レッケ氏が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインへの強い支持を打ち出した。金融業界や中央銀行が混乱に見舞われた場合、仮想通貨が最善の防衛策として機能するとみている。
レッケ氏率いる投資会社アーケルは8日、ビットコインの可能性に注目し利用する新事業を立ち上げると発表した。同社は石油関連会社を統括するほか、最近では環境技術や再生可能エネルギー企業への投資を増やしている。
純資産価値が推定54億ドル(約5870億円)に上りノルウェー2位の富豪であるレッケ氏は「ビットコインは依然として無価値になる可能性もあるが、新時代の金融構造において中核になる可能性も秘めている」と株主に対する書簡で説明。ビットコインがいつの日か「数百万ドルの価値になる」こともあり得なくはないと述べた。
ただ、レッケ氏の投資は差し当たり小規模にとどまる見通しだ。新事業はわずか5億ノルウェー・クローネ(約63億円)の資本で開始し、ビットコインへの投資に注力。ビットコインやより広範なブロックチェーン関連で有力企業と提携を模索するほか、ビットコインの認証業務を開始し、革新的なプロジェクトや企業への投資を行っていくという。
レッケ氏は「方向性は明確だ。金融の混乱は、化石燃料が混乱するのと同じくらい確実に訪れる。問題はそれが起こるかどうかでなく、いつ起こるかだ」と指摘した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-08/QPNE83T0AFB801
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Source: コイン速報 | 仮想通貨ニュース・暗号資産相場情報・5chまとめ
【仮想通貨】ビットコイン、金融新時代の中核になる可能性